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今回は「職員・利用者・地域を結ぶ ひとつなぎの介護施設」という本をご紹介します。


著者の久野佳子さんは、愛知県碧南市で自身の母親がゼロから立ち上げた介護施設の経営を引き継ぎ、現在ご活躍中です。

介護業界と言えば常に深刻な人材不足に悩まされ、どの施設も人材確保が悩みの種だというのはよく聞く話かと思います。
そんななか、久野さんが経営されている「かなりや」は職員の定着率が非常に高く、中には22年間働き続けている方もいらっしゃるとのこと。
もちろん経営面でも幾度となく訪れたピンチを乗り越え、安定した施設運営を行っていらっしゃいます。

経営が難しいとされる介護施設。なぜこのような運営を続けられているのか。
その答えを久野さんは「職員や利用者、地域など、関わる人と人とのつながりを大切にしてきたから」とおっしゃっています。


本書では職員・利用者・地域が信頼関係で結ばれた「ひとつなぎの介護施設」がどのように作られ、今なお発展を続けているのかが、具体的な取り組み内容と共に紹介されています。
介護業界のみならず、経営に携わる方にぜひお読みいただきたい一冊です。



「職員・利用者・地域を結ぶ ひとつなぎの介護施設」（幻冬舎）
著者：久野　佳子
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楽天ブックス　https://books.rakuten.co.jp/rb/18004150/?variantId=18004150